【都市伝説に注意!】『秋のお肌は、ターンオーバーが早まりがちです』

更新日：2015.9.24｜3(2週間) / 2,026(累計)

「加齢と共にターンオーバーが遅くなる」
と、良く言われますが、秋のお肌は、逆にターンオーバーは早まりがちなのです。

急に寒くなるこの季節、洗顔後、油断をするとお肌もカサカサになって、角質が剥がれやすくなります。

お化粧の乗りも悪くなるので、乳液や化粧水を湿らせたコットンで優しく拭き取ってあげましょう。

でもそれは、本当は付いていなければならない角質なのです。

「ターンオーバーが遅れて古い角質が溜まっているの?」なんて思わないでください。

怪我をすると、すぐに角質細胞を作ろうとターンオーバーが早まるように、洗顔などで剥がれた角質を補うために、お肌のターンオーバーはとても早くなってきます。

カサカサお肌の時は、洗顔スポンジやメガネクロスで擦り洗いをしたくなりますが、それは逆効果。

さらにターンオーバーが早まって、カサカサと乾燥しやすい肌質に変化させてしまいます。

突貫工事で作られた未熟な角質細胞は、十分に育っていないので、水分保持力も弱く、とても剥がれやすいのです。

下からは、どんどん角質細胞が作られてきますので、厚く重層化してきて、さらに剥がれやすくなります。

この状態を続けてしまうと、ガサガサの肌荒れや、バリア機能が弱くなるので、大人のニキビや、アルコールなどにも過敏な肌質へと変わっていきます。

手を洗った後に、ハンドクリームを付けずに油断していたら、ガサガサと白い粉が吹いたようになってしまった経験はあるかと思います。

でもそれを、古い角質と思われて、さらに手を擦り洗いされる方はいらっしゃらないと思います。

すぐに、ハンドクリームを付けますよね。

最新の美容情報では、「理想のターンオーバーよりも、遅い肌の人は、日本女性の頬では検出できていない」とも言われています。

急に寒くなりがちなこの季節ほど、優しい洗顔と、乳液や美容液・クリームなどの油分補給を心がけましょう。

文責　中原純子