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悩んでいませんか?夏の毛穴問題!

更新日:2014.6.6|2(2週間) / 206(累計)

悩んでいませんか?夏の毛穴問題!
毛穴は誰にでもあるものですが、その目立ち方は人によって、また季節によっても差があります。では、どのような状態だと目立つのでしょうか。
毛穴が目立つ肌には、1.「きめ」が乱れている、2.毛穴が「すり鉢状」に開いている、3.皮脂量が多い、という特長があります。

1. 肌のきめの乱れ
肌の表面には細かい溝(皮溝)と溝に囲まれて丘のように高くなっている部分(皮丘)がありますが、これらによってきめが形づくられています。
美しい肌はきめが整っていますが、肌あれなどによってきめは乱れた状態になります。きめが整ってふっくら盛り上がっていると、肌に当たった光が乱反射されるので毛穴は目立ちませんが、きめが乱れた肌では光を正反射してしまうので、毛穴の数や大きさが同じでも目立ちやすくなります。

2. すり鉢状に開いた毛穴
目立つ毛穴の形状を調べると、すり鉢状に開いた構造であることがわかりました。また、このような毛穴の肌状態は新陳代謝が乱れ、健康な角層が形成できない角化異常の状態であることもわかりました。

3. 皮脂量の多さ
当社の研究では、毛穴が目立つ人ほど皮脂量が多いことがわかっています。皮脂成分の中でも、特に「不飽和脂肪酸」の比率が高くなっています。不飽和脂肪酸の代表的なものには、食用油としてもなじみがある「オレイン酸」があります。オレイン酸は油脂の成分として食用には好ましいのですが、「遊離脂肪酸」として肌上にあると、きめを乱したり、角化異常を起こしたり、毛穴が目立つ肌状態を引き起こすことがわかりました。

以上のことから、毛穴を目立たなくするためのお手入れでは、1.過剰な皮脂(不飽和脂肪酸)を取り除く、2.きちんと保湿をし、きめを整えて新陳代謝を促す、ことがポイントとなります。


~毛穴研究で“化粧品技術のオリンピック”「IFSCC*」最優秀賞を受賞!~
資生堂は、不飽和脂肪酸が表皮の角化細胞(ケラチノサイト)を刺激してカルシウムイオンの流入を促進し、細胞中のイオンバランスを乱して角層の生まれ変わりの異常を引き起こすことを突き止めました。このことが毛穴の開きを誘発する要因となっていることを解明し、さらに毛穴面積を縮小させるためにはアミノ酸の一種である「グリシルグリシン」が有用であることを発見しました。この研究成果は、2006年に開催された“化粧品のオリンピック”「第24回IFSCC大阪大会」のポスター発表で最優秀賞を受賞しました。

《なぜ、夏に毛穴は目立ちやすい? 》

夏は毛穴の目立ちが気になる季節です。その要因として、主に以下の2つがあげられます。

1. 夏は皮脂分泌量が増え、毛穴が広がりやすい!
夏は気温・湿度の上昇により、皮脂分泌量が増え毛穴が押し広げられる形に
なります。また、皮脂で肌がテカることで、より毛穴が目立ちやすい状態にあります。

2. 夏は「お手入れ不足」になりがち!
夏は、「お手入れ不足」の傾向が見られます。汗や皮脂の分泌量が増えることで肌が「うるおっている」という錯覚に陥りますが、これは間違い。逆に汗でうるおいが流されてしまい、肌内部は乾いているという「かくれ乾燥」状態にあるのです。肌が乾燥しているときめが乱れ、毛穴も目立つ要因となります。

《毛穴を目立たせないお手入れのポイント》
1. 過剰な皮脂を抑える、ただし皮脂は取り過ぎない!
毛穴を目立たせないためには皮脂を抑えることが第一。そのためには、きちんと洗顔することが大切です。ただし、皮脂も乾燥から肌を守る役割があるので、取り過ぎには注意!

2. 夏のお手入れに「収れん化粧水」をプラス!
汗や皮脂が気になる夏は、普段のお手入れに「収れん化粧水」をプラスしましょう。余分な皮脂を抑えて毛穴をきゅっとひきしめ、みずみずしい肌が続きます。乳液の後に、風を送るように下から上へパッティングします。肌がひんやりとして、お化粧もちも変わります。

3. 夏でも保湿は怠らない!
高温多湿な夏は乳液やクリームは「ベタつく」と敬遠しがち。使用率や使用量が下がる傾向が見られます。前述のように夏は「かくれ乾燥」状態にあり、常に室内の冷房が効いた状態では、乾燥に拍車がかかります。
夏でも乳液やクリームを適正な使用量でしっかり使うことをおすすめします。クリームは冬のもの、と思わずに、乾燥が気になる方は夏にもみずみずしく心地よいクリームを選んでお手入れしましょう。

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