しもやけ、ひび・あかぎれ予防に「温冷交代浴療法」
緊張をし続けている筋肉や血管の緊張を解き、
自律神経の働きを活発化するのに有効な方法です。
「寒さ」と「暖かさ」の刺激が繰り返され、血管の収縮や
拡張が繰り返されることで血行障害が起こります。
とくに、手足など末梢の血管では血行のコ ントロールがし
にくくなり、赤く腫れたり、痒くなったりという「しもやけ」
症状が起こります。
しもやけは1日の寒暖差が10度以上、晩秋から冬の初めと、
ちょうどこれからの時期、冬の終わりから春先にかけてなど、
寒暖差の大きい季節に起こりやすくなります。
また、汗をか いた後や水仕事の後などに、皮膚をぬれたままの
状態にしておくと、水分が蒸発する際に急激に皮膚の温度が下
がるため、しもやけになりやすいので要注意!
手荒れなども、血行障害が原因で皮脂分泌が減ることに起因し
ているケースも見られます。
そこでオススメなのが「温冷交代浴療法」です!
●温かいお湯(40℃程度)に3分間
●冷水(5℃程度)に30秒程度
●手や足を入れることを3~5回繰り返す。
(回数は時間の余裕に合わせて無理なく、毎日継続が大事)。
●最後は数秒間冷水に入れて(保温効果が持続するから)終了。
●その後、患部の水滴はしっかりふきとり、ビタミンE配合の
保湿効果の高いクリームや、血行を促進効果のある医薬品
クリームなどを塗ってください。
なお、ひびわれやあかぎれを起こしている場合は、
刺激を避けるため症状が収まるまでは、冷たい水は避け、
あたためるだけにしておきましょう。
内服としてはビタミンEには、血管を収縮させる神経物質の
働きを抑えて、毛細血管を広げる作用があり、さらに血液を
サラサラにする効果もあると言われ、全身に血流が行き渡り
やすくする効果が期待できます。
お肌にいいビタミンB2とB6がEと同時に摂取できる医薬品の
ビタミン剤はオススメです。
⦿しもやけのセルフ チェック
□普段から手足が冷たく、寒い日など指先にしびれ感を感じる時がある。
□手足によく汗をかく
□手足の指の関節や足の甲の外側が赤紫色に腫れている
□お風呂などで温まると手足の指先などが痛がゆくなる(範囲が広い場合もあり)
※一つでも当てはまる場合は、しもやけに要注意です。予防と対策を!